リフォームをするときには、より使い勝手の良い住宅にしたいと思うものでしょう。そういったときには、3つの動線が大切になってきます。こちらでは、リフォームで大切な3つの動線についてご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

家事動線とは、炊事・洗濯・掃除をする際に人が動く経路のことです。例えば、洗濯をするときに洗濯機から干す場所までの距離を短くすれば効率が上がるでしょう。また、キッチンから冷蔵庫、食器棚までの距離を短くすることで料理もしやすくなるのではないでしょうか。リフォームをする際には、こういった家事動線をどうするのか考えることも大切です。

生活動線とは、寝る・トイレに行く・顔を洗う・食事をするといった日常生活における一連の動きを導く経路です。例えば、ご年配の方であれば寝室からトイレの距離を短くしたり、居住スペースを１階に移したりすることで、より快適に生活をすることができます。また、家具の配置を見直すことでも生活動線は良くなります。洗濯をたたみ終えたらすぐにしまえるようにタンスを近くに配置したり、ドアの開け閉めの邪魔にならないようにスペースをつくるなど、ちょっとした工夫をするだけでも生活のしやすさは変わるでしょう。

来客動線とは、お客様が来たときにプライベートが露出しないようにする経路です。例えば、お風呂場へ行く途中、来客者と出会わないような動線をつくったり、リビングに向かうまでに干してある洗濯物や台所が見えないような動線をつくるなどがあります。プライベートな部分をあまり見せたくないという方は、こういった来客動線を考える必要があるでしょう。